イングランドとブラジルの親善試合を前に、ハリー・マグワイアはマンチェスターユナイテッドのチームメイトであるコビー・メイヌーを同胞のジュード・ベリンガムと比較しました。
今夏ユーロ2024に出場するメイヌーの見通しについて尋ねられたマグワイアは、「メジャー大会でプレーするには、もちろん経験があることは大きいが、若い選手たちが入ってくることもあり、時には恐れることなくプレーし、彼らは優れた成績を収めることができる」と語った。
「何の心配もありません。彼がまだ18歳というのが信じられないくらい、とても成熟しています。彼は若い頃のジュードに少し似ています。彼は成熟した頭を肩に担いでいます。私には何の心配もありませんでした。」
「私はトレーニングで彼の能力を毎日見ています。彼はただ一生懸命に働き、良い成績を収めたいと思っています。私は彼を祝福し、彼はそれに値する、それを続けて、彼が楽しんでいることを確認したと言いました。」
「彼はすべてを持っており、ボールを見事に扱うことができる。彼は本当に強くてパワフルで、特にマンチェスター・ユナイテッドでその役割を果たすための進歩が見て取れる。」
「聞いてください、この国には現時点で優れたセントラルミッドフィルダーがたくさんいます。そこにいてそれをやり遂げ、大きなメジャートーナメントでそれができることを示した選手がたくさんいます。彼は続けるでしょう」
感想
彼は若い頃のジュードに少し似ています。
ベリンガム(20)も十分すぎるほど若いような…(笑)マグワイア曰く成熟したパーソナリティやインテリジェンスがベリンガムに通ずるってことなんですかね?ベリンガムはバーミンガム、ドルトムント、レアル・マドリ―と適切なタイミングで適切な場所に移籍し、20歳にしてトップオブトップの選手にまで成長しました。一方のメイヌーはどうでしょう。現在、十分な出場機会は得てメキメキと成長を遂げていますが、その成長スピードにユナイテッドがついていけるのかが心配です。ガルナチョにも同じことが言えますが、選手の成長には環境が大きく影響を与えると考えられます。出場機会はもちろん、ライバルや模範となる選手の存在、そしてチームの戦術面での成熟です。ユナイテッドの一番の課題は最後の戦術面の成熟です。これは今に始まった話ではなく、ファーガソン政権の末期から続いている問題です。
(よく『ファーガソン後の監督は…』云々言われていますが、ロナウド移籍後は徐々にパワーダウンし、最終年はプレミアのタイトルこそ獲得しましたが、個としても組織としてもチームの限界が見えている状態でした。それでも優勝しているのはすごいのですが…)
戦術が整備されていないといくら良い選手を獲得してきても活躍は難しくなります。ユナイテッドに来るとパフォーマンスが低下し、出ていくと輝きを取り戻す選手がいるのは偶然ではないと思います。以上のことから、メイヌーが本当にベリンガムと比較できるようなトップオブトップになるためには、チームとして戦術面の成熟が不可欠です。オーナーであるラトクリフ卿の改革の元、監督のテン・ハグにもアヤックス時代の輝きを取り戻してもらい、まずはビルドアップの整備から戦術面の改革に取り組んでほしいものです。
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