【落胆】ユナイテッド、宿敵リヴァプールに0-3で敗れる

試合

 オールド・トラッフォードで行われたマンチェスターユナイテッド対リヴァプールの一戦は、ルイス・ディアス、モハメド・サラーのゴールによって、0-3でマンチェスターユナイテッドが敗れた。

評価

スタメン

GK:アンドレ・オナナ 6.1:3失点ともチャンスなし

DF:ヌサイル・マズラウィ 7.0 攻守に奮闘、シュートを放った

DF:マタイス・デリフト 6.1:体を張ってピンチの芽を摘んでいた

DF:リサンドロ・マルティネス 6.0:らしからぬパスミスが散見された

DF:ディオゴ・ダロト 6.8:サイドを何度も駆け上がるも使われず

MF:カゼミロ 5.1:致命的なパスミスとボールロストで2失点の起点に

MF:コビー・メイヌー 5.8:個人技で打開を図った。ボールロストから失点の起点に

MF:ブルーノ・フェルナンデス 7.1:時折らしさを見せたが存在感が希薄だった

FW:アレハンドロ・ガルナチョ 6.4:違いを見せず苦戦した

FW:ジョシュア・ザークツィー 5.6:プレミアの強度やリズムに合わず、決定機も逃した

FW:マーカス・ラッシュフォード 7.0:良いクロスを何本か入れた一方、カウンターを何度も潰した

ベンチ

46’:トビー・コリアー 7.1:トップチームデビュー、精力的に動いたがプレミアの強度に苦戦した

69’:ハリー・マグワイア 6.7:セットプレイで脅威に、粘り強い守備を見せた

69’:アマド・ディアロ 6.8:タメを作るだけでなく単独突破もみせるなど調子の良さを見せた

86’:クリスティアン・エリクセン 6.8:時間が短く、らしさを見せられなかった

Sofascore参照

感想

試合展開

ユナイテッドは熱狂的なサポーターの声援を受け、良いスタートを切ったが、アリソンが守るゴールを揺らすことはできなかった。

反対にリヴァプールに主導権を握られてしまう。ライアン・フラーフェンベルフがスペースに進出してディアスにフィードを供給。彼のクロスがサラーをはじき、アレクサンダー・アーノルドがシュートを決めたように見えた。だが、ディアスがクロスを送った際、VARはサラーがオフサイドポジションにいたと判定した。

その後は両チームともに攻守の展開が続いたものの、35分、マージーサイダーズが突破口を開くまでチャンスはほとんどなかった。カゼミーロのパスをフラーフェンベルフがインターセプトし、5対3の状況になると、サラーが走りながら上げたクロスをファーポストでディアスが決めてリヴァプールが先制。

ユナイテッドは、ボックス内でヌサイル・マズラウィがシュートを放ち、フィルジル・ファン・ダイクの股を抜けたが、クリアーされてしまう。

42分、カゼミーロがディアスに倒されてもアンソニー・テイラー主審がプレーを続行させると、そのディアスのシュートが決まって2-0。アシストは再びサラーだった。リプレーによれば、ディアスはボールに触れており、VARが介入する可能性はなかった。

エリック・テン・ハフ監督は後半あたまに交代カードを切り、トビー・コリアーがカゼミーロに代わってプレミアリーグデビューを飾った。

アレクサンダー・アーノルドのシュートはデ・リフトに阻まれてオフサイドの判定となったが、その数秒後に3点目が入り、勝負は決してしまう。メイヌーがアレクシス・マック・アリスターに倒され、ソボスライからのボールをサラーに決められた。

サラーはさらに数分のうちに2度のチャンスを手にし、シュートを放つも枠を外す。

ユナイテッドは、マーカス・ラッシュフォードのチャンスメークから2度ゴールに迫った。ジルクゼーのヘディングシュートは惜しかったが、アリソンの好セーブに阻まれてしまう。

ユナイテッドにとっては残念な結果となり、アルネ・スロット監督のリヴァプールはプレミアリーグ3連勝をマークした。

ユナイテッド0-3リヴァプール
オールド・トラッフォードでライバルのマージーサイダーに敗れ、悔しい1日に。

課題

 自陣でのボールロストが非常にに多かったことが挙げられます。元々ビルドアップが整備されていないところに、リヴァプールのプレッシングがはまってしまい、パスに自信のあるリサンドロ・マルティネスすらパスミスを繰り返しました。これは昨シーズンからの課題というか、最早テン・ハグの課題と言えるでしょう。

 ユナイテッドのはまらない前線からのプレッシング。ザークツィーのプレイを見たところ守備強度が高い選手ではなさそうです。そのザークツィーとラッシュフォードを並べたら、そりゃボールを回収できませんよね…マウントがいればとも思いますが、またも怪我に泣かされています。

 ベストメンバーを組まないテン・ハグ。なぜ、前節活躍したアマドがベンチスタートなのか、調子の上がらないラッシュフォードがスタメンフル出場なのか、理解に苦しみます。

収穫

 デリフトとザークツィーがスタメンデビューしたこと、コリア―がトップチームデビューしたこと、アマドの調子が良さそうなこと、あと他ありますかね(笑)

終わりに

 これで、開幕3戦で1勝2敗。プレシーズンマッチやコミュニティシールドを含めると3勝6敗です。正直まずいと思います。新フロント陣がこれだけの補強をしてくれたのにも関わらす、サッカーに進歩が見られないのは悲しいところです。クロップのチームを引き継いだとはいえ、スロットは数カ月であの完成度のチームを作っています。一方のテン・ハグはどうでしょう。3年目になってもビルドアップや守備の約束事がまだできていないように見えます。試合中に呆然としたテン・ハグの表情をカメラに抜かれるのもおなじみとなってきました。代表ウィーク明けの9月14日、ユナイテッドはアウェイでサウサンプトンと対戦します。ウガルテのデビューを楽しみに今季2勝目を期待したいと思います。頼むよテンさん。

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