オールド・トラッフォードで行われたマンチェスターユナイテッド対バーンリーの一戦は、アントニーの今季リーグ戦初ゴールが生まれるも、定番となった試合終盤のPK献上により1-1のドローゲームとなりました。
評価
スタメン
GK:アンドレ・オナナ 7.5:ビッグセーブ連発も終盤に痛恨のPK献上
DF:ワン=ビサカ 6.8:アントニーと上手く連携した。
DF:ハリー・マグワイア 7.0:パスカットや持ち上がりなど前への意識を見せた
DF:カゼミロ 7.3:中途半端なクリアをするまでは攻守にコンプリートだった
DF:ディオゴ・ダロト 6.8:開けたスペースを使われるシーンが目立った
MF:クリスティアン・エリクセン 7.5:ダイレクトパスで攻撃を加速させた
MF:コビー・メイヌー 6.5:疲労からか控えめなパフォーマンスだった
MF:ブルーノ・フェルナンデス 9.3:ポストを叩くシュートに鋭いパスとらしさを出した
FW:アントニー 8.1:待望のリーグ初ゴール。決定機をもっと活かしたかった
FW:ラスムス・ホイルンド 6.7:効果的に絡めず、裏に抜けたチャンスも活かせなかった
FW:アレハンドロ・ガルナチョ 7.2:キレのあるドリブルを見せた
ベンチ
65’:アマド・ディアロ 6.9:トップの位置での出場、積極的にシュートを放った
65’:スコット・マクトミネイ 6.6:チャンスを作れず、無念の負傷交代となった
81:アムラバト 6.4:試合をクローズできなかった
90+2’:メイソン・マウント -:時間が短く評定なし
Sofascore参照
感想
試合展開
試合開始直後にバーンリーのフォファナにシュートを許すなど、オープンな展開となった一戦。お互いが主導権を握る時間のある一進一退の攻防が続くも、前半はゴールが生まれず0-0で後半へ突入しました。後半もアントニーがチャンスを決め切れないなど、なかなか試合が動かない展開が続いていましたが、迎えた79分、そのアントニーがベルゲの横パスをカットするとそのままドリブルを開始。DFに寄せられてバランスを崩しながらも執念でゴール右隅にボールを流し込みユナイテッドが先制。アントニーはリーグ戦今季初ゴールとなりました。その直後、テン・ハグはエリクセンに代えてアムラバトを投入、逃げ切りを図ります。しかし、ボールへのルーズな対応が続くと、最後は自陣ボックス内でカゼミロが中途半端なヘディングのクリアをしてしまい、その処理をしようとしたオナナのパンチがアムドゥニの顔面を直撃、PKとなります。87分そのPKをアムドゥニに決められて同点となると、ユナイテッドは勝ち点3を目指し猛攻をしかけるも、そのままスコアは動かずタイムアップ。1-1の引き分けとなった。
課題
中盤ぽっかり問題は今回は割愛します。オナナからのビルドアップ時にブルーノが降りてくるところを狙われていましたね。それにも関わらず、何度もチャレンジしてピンチを作っていたのは、テン・ハグの指示なのか選手の判断力の問題なのかどっちなんでしょう。
決定力不足。シュート27本、枠内10本で1ゴールは寂しすぎます。特にアントニーは大きなチャンスがいくつもあったので決め切りたかったです。
収穫
エリクセンがスタメンで出るようになって崩せるようになったこと、ブルーノが引き続き絶好調なこと、課題に挙げたアントニーが復調しつつあることです。エリクセンの縦パスやダイレクトパスは攻撃を加速させてくれるので、見ていて楽しいです。もちろん強度不足を感じる場面はありますが、それでも流石のIQと技術の高さだと思います。ブルーノは引き続き好調ですね。決定的なパスを何本も通していました。アントニーは決定力不足を露呈したものの、体がキレていますしリーグ戦初ゴールも記録できました。これで吹っ切れてゴール量産となってくれるといいのですが(笑)
終わりに
残念ながら連勝ならずでした。見ている分にはオープンな展開で楽しめる試合でしたが、それでも最後は勝ってくれないっとスッキリしませんね。しかし、終盤のPK献上癖はどうにかならないんですかね。集中力の問題なのかなんなのか、今シーズン結構見ている気がします。この辺りを修正してもらって、シーズンを締めくくりたいところです。
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