テン・ハグはエミレーツFAカップ準々決勝、リバプール戦にハリー・マグワイア、アーロン・ワン=ビサカ、ラスムス・ホイルンドが出場できる可能性を示唆しました。でも本当に出場して大丈夫なのでしょうか?
現在の故障者の状況
テン・ハグは日曜日にオールド・トラッフォードで行われるエミレーツFAカップ準々決勝、宿敵リバプールとの熱戦が予想される戦いに備えてスカッドを準備しています。
同監督は、ハリー・マグワイア、アーロン・ワン=ビサカ、ラスムス・ホイルンドの全員が金曜日にトレーニングを行ったことを明らかにしました。
試合当日に彼らが参加するかどうかは保証されていないが、テン・ハグは貴重なパフォーマンスを披露する3人を招集できることを期待しています。
同氏は記者団に対し、「良い一週間を過ごせた」と語りました。「あなたが言及した選手全員はピッチに戻った。一部は週の初めで、今日は全員がトレーニングを行っていたセッションがあった。」
「彼らは出場可能になるだろうと思う。明日はセッションが1回ある。明日は彼らがこの状況からどのように回復するか見なければならない。だが、調子は良さそうだ。」
リサンドロ・マルティネスは、膝の負傷からの回復を続けるためにアルゼンチン代表とともに米国に向かうため、除外されます。控えキーパーのアルタイ・バユンディルも肉離れで欠場したが、トム・ヒートンは再び元気を取り戻しました。
タイレル・マラシア、ルーク・ショー、アンソニー・マルシャルは長期欠場のままですが、メイソン・マウントは11月以来の出場に近づき、進歩を遂げている。
「また、非常に良かったのは、メイソン・マウントが今週ずっと私たちと一緒にトレーニングをしてくれたことで、週の前半も一部でした。しかしその後、彼は私たちとフルセッションも行ったので、調子は良さそうです。」
感想
この時期に故障者の復帰はありがたい。ただ復帰を急いで再負傷というパターンは避けたいですね。CL、ELの出場権を争っているリーグ戦と比べ、カップ戦は現状優先順位が低いと考えています。監督のテン・ハグとしては宿敵リヴァプールを叩いて周囲の雑音を鎮めたいところなんだと思いますが、ただでさえ強敵のリヴァプールです。ベストメンバーが揃っていても苦戦は必至でしょう。近々の内容の伴わないパフォーマンスを見ていると尚更です。以上のことから、来期のCL、EL権といった先々のことを考えれば故障者は慎重に起用していくべきではないかと思うのです。もちろんリヴァプールに勝ってほしいのは山々ですが、監督、コーチ、首脳陣には現状を現実的に俯瞰してみて、どの選択がシーズン終了後に良い結果をもたらすのかよく考えて日曜日のスカッドを決断してほしいものです。
とはいえ故障者の復帰、特にホイルンド、ワン=ビサカの二人の影響は大きいでしょう。ホイルンドは得点だけでなく、前線からのプレッシングや起点作りなど、攻守においてチームのパフォーマンスが向上するはずです。また、ワン=ビサカが右サイドバックに戻ることでダロトを左サイドバックで使うことができるので、一時的ではありますが左サイドバックの機能不全問題が解決します。リンデロフは頑張ってはいましたが、やはり本職ではないので見ていて可哀そうでしたね…
メイソン・マウントの復帰も楽しみな話題の一つです。個人的には右ウィングの位置で使ってみて欲しいなと思っています。献身的なプレッシングや正確なクロスを武器に、トップ下のブルーノやサイドバックのダロトとの連携を想像するだけでワクワクします。マウントの復帰もラストスパートに向けて必要不可欠なピースだと思います。
CL、EL出場権を懸けた終盤戦、故障者の復帰とともにテン・ハグの目指すサッカーができることを期待しています。
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